そう呼ばれる子どもたちは、一つもしくはいくつかの分野に突出した能力を持つ子どもたちのことです。そこで、私はこうした子どもたちのことを「才能はみだしっ子」と呼ぶことにしました。 (「才能はみだしっ子の育て方」(主婦の友社刊)はじめにより)
日本ではまだ、あまりよく知られていない「ギフテッド・チルドレン=才能はみだしっ子たち」。日本の小中高校生合わせて約1500万人のうちの6%*、約90万人はいると計算され、決して少なくない数です。(*米国National Center for Education Statistics)
才能はみだしっ子たちは、ただ単にIQが高い「天才児」ではありません。規格外にはみ出た才能を持つ一方で、好きなことをまっしぐらに追及するあまり、周りが見えなくなったり、自分自身の心身のケアが後回しになったり。内面的な大きなでこぼこを抱えていることがあります。そんな「才能はみだしっ子」たちには、ひとりひとりの特性を理解し、個性を伸ばすためのサポートが大切です。どのように支援をすれば子どもたちは幸せに成長できるのでしょうか。
弊社代表の酒井は、世界では豊富な教育事例があるのに対して、国内では認知度の低い「ギフテッド教育(才能教育)」について着目し、2018年より世界各国および国内のギフテッド教育事情の取材に着手しました。そして、世界ギフテッド&タレンティッド・チルドレン協議会(WCGTC)の日本代表に就任し、調査から得た情報をもとに「才能はみだしっ子の育て方」を書きおろし出版にいたります。
WCGTCの共同代表の愛媛大学教育学部の隅田学教授には「才能はみだしっ子の育て方」の監修を教育学的な観点からお願いいたしました。
現在は、日本における才能はみだしっ子の認知度向上、全国で草の根的に才能はみだしっ子の支援を行っている団体・個人を繋ぐ活動・情報発信を始めています。
仕 様 |
判 型:四六判 192ページ(モノクロ) 価 格:1,540円(税込み) |
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